コレサワに聞く「あなたの本棚見せてください!」

ミュージシャンの本棚&CDラックを覗いてみると、その人の趣味やルーツが見えてくる。この連載では、ミュージシャンの方々に自宅の本棚/CDラックをご自身で撮影してもらい、その中に置いてある作品について語ってもらいます。
今回のゲストは、1月15日に全曲“失恋ソング”のコンセプトアルバム『失恋スクラップ』をリリースしたコレサワさんです。中毒性のある声、POPなメロディー、日常の風景を独自の視点で切り取った歌詞に共感する女性から大きな支持を受けている注目のシンガーソングライターです。そんなコレサワさんにプライベートな空間を少しだけ紹介してもいました。
Q1:コレサワさんの本棚のなかで、特に思い入れの強い本を教えてください。
『受け入れない/園子温』
私の楽曲“君のバンド”に園子温さんのお名前を歌詞で使わせていただいているご縁で、園子温さんがサイン入りで送ってくださったものです。常識や普通などというよくわからないものに惑わされず、自分の意思を貫くことの方が、宝物のような日々になるのではないか。そう思わせてくれた本です!
『日本のコピーベスト500』
音楽じゃなかったらどんな仕事に就きたい?と聞かれたら、迷わずコピーライターだと答える。たった一言で、忙しく通り過ぎていく人々の目を奪うような一行を考えるなんて、とてもエキサイティングな仕事だと思います。私自身、何度もそんなコピーに心を奪われてきたし、たった2秒で人の心を動かせるのかと、言葉の面白さに興味があります。この本にはたくさんいいコピーが載っていて面白い!
撮影/コレサワ
Q2:ところで普段どうやって音楽を聴きますか?
去年サブスクデビューしました!!それまではCD主義だったけど。それで気に入ったらCDを買います。最近買ったのはテイラーの「Lover」。あと、去年のお誕生日にレコードプレイヤーとレコードをいただいたので、特別な日にはそれをかけてます。
でも私はやっぱり音楽は作って歌う方が好きかも。
Q3:プレイリストの選曲に関して、コメントをお願いします。
今回は失恋をテーマに、私の好きなアーティストからそれぞれピックアップしました。
どの曲も歌詞がとても気持ちいいくらい切なく苦しいものばかり。中学生の時よく聴いていたYUIや大塚愛も、大人になってから聴くとまた違う角度から歌詞が理解できたりして、面白かったです。
最後の彼女になりたかった / コレサワ
Good-bye days / YUI
NIGHT MARKET / Helsinki Lambda Club
ナラタージュ / adieu
Bye Bye / フジファブリック
Day by Day / コレサワ
チロルとポルノ / クリープハイプ
小さな頃から / JUDY AND MARY
Heavenly Days / メレンゲ
フレンズ / 大塚愛
たばこ / コレサワ
恋人失格 / みゆはん
8ミリフィルム / アカシック
センチメンタルに刺された / コレサワ
楓 / スピッツ
どうかそのまま / ヒグチアイ
想い出は夜汽車にのって / サンボマスター
バカでしょ / コレサワ
Q4:コンセプトミニアルバム『失恋スクラップ』がリリースされました。どんな作品になりましたか?
全曲失恋です。今までで一番作っていてワクワクしました。やっぱり人の気持ちが動く瞬間を描写するのは楽しいです。アレンジも大好きな方達にお願いしました。
別れがテーマですが、個人的には出会いがたくさんあった一枚になりました!
みんなにも気に入ってもらえたら嬉しいです。