あゆ、AKB48、ワンオク? アジア各国で再生回数No.1に輝いた邦楽アーティストとは?

あゆ、AKB48、ワンオク? アジア各国で再生回数No.1に輝いた邦楽アーティストとは?
KKBOX編集室
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日本をはじめ、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイでサービスを提供しているアジア最大級の定額制音楽ストリーミングサービスKKBOX。各国合わせて1,200万人以上が利用する台湾発の音楽サービスで、日本人アーティストの楽曲も各国で多数配信されている。そんな中KKBOXはアジア5ヶ国の2014年邦楽再生ランキング、トップ10を発表。AKB48、浜崎あゆみ、ONE OK ROCK(通称ワンオク)が各国でそれぞれ1位に輝いた。 なかでもワンオクは、台湾、香港、タイの2014年邦楽再生ランキングで1位を獲得。シンガポールとマレーシアで3位と、計5ヶ国すべてでTOP3入りした唯一のアーティスト。 各アーティストの人気の理由、現地で好まれるJ-POPの傾向について、各国のKKBOXエディターに訊いた。 台湾のエディター・アイリン氏は、ワンオク人気について「純粋なロック精神を感じられて、アップテンポで爽快感がある。歌詞の意味も深い。」と歌詞への共感も理由に挙げた。好まれるJ-POPについては「ポップで美しいメロディにR&B要素を取り入れるバラードが一番人気。最近アニソンも人気があります。」再生TOP10には安室奈美恵、西野カナ、JUJUといったバラードの女王たちが名を連ねる。 香港のエディター・マンディ氏は「ワンオクの音楽は情熱に溢れ、聴くと元気になれる。UKロックの雰囲気に近く、香港人が共感しやすい。これまでのJ-POPになかったサウンドは新鮮で特別」と、香港リスナーとの親和性の高さを指摘。J-POPについては「J-POPならではのメロディとアーティストのルックスが魅力。昔からJ-POPはたくさん広東語でカバーされていますが、香港でも大人気です!」と語る。台湾同様、アニソンの人気も高いという。 タイでは「これぞJ-ROCKといった、人の心を虜にする素晴らしいメロディ。パワフルな洋楽ロックっぽいテイストもワンオク人気の秘訣です。」(エディター・ナット氏より)。J-POPの魅力については「独特なメロディとアーティストのルックスだと思います。」と分析。TOP10には、きゃりーぱみゅぱみゅ(2位)、Lisa(6位)、SCANDAL(7位)らがランクインしている。 マレーシアではAKB48が首位を獲得。エディター・エイリーン氏によれば「AKB48は日本を代表する『カワイイ文化』だと思います。マレーシアでも注目されています。」という。マレーシアで人気のJ-POPは「覚えやすく、テンポが軽快な曲。そしてバラード。」だそう。大塚愛、flumpool、Kalafina、Tommy Heavenly6らがTOP10入りをした。 シンガポールでは浜崎あゆみが1位に。「彼女はシンガポールおいて、J-POPの代表的な人気アーティスト。2014年はa-nationシンガポール公演をきっかけにJ-POPの注目度が上昇、彼女に対する関心も高まりました。」(エディター・カオリ氏)。現地でのJ-POP人気については「日本アーティストのファッションと楽曲クオリティの高さが人気の理由です。最近はアニソンも人気があります」とコメントした。 ロックもバラードもJ-POPならではのメロディはどの国でも需要が高いことがわかる。またアーティスト自身のルックスやファッション性も流行に敏感なユーザー層にとっては重要な模様。この貴重なランキングデータから、アジア各国における音楽的趣向の細かな違いや、2015年のアジア音楽マーケットの動向が見えそうだ。

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