ミュージックビデオで花見気分〜サクラソング10連発〜

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今年は桜の開花も早く、桜の見頃を迎えています。その一方で新型コロナウィルスの影響で、お花見での宴会なども自粛ムードとなり、いつもの春とは違う季節の過ごし方になりそうです。こんな時は満開の桜が咲くミュュージックビデオ(以下 MV)で楽しんでみましょう。と言いながら、桜ソングとしては名曲なのに、MVには桜がほとんど登場しないケースがあります。例えば福山雅治の「桜坂」は、メインのロケ地が外国のリゾートホテルという楽曲の世界観とはかけ離れた場所になっていたり、aikoの「桜の時」や、森山直太朗の「さくら(独唱)」はスタジオでの歌唱シーンのみの構成になっています。これは桜ソングの多くが2月〜3月にリリースされ、MVの撮影時期が冬になってしまう為に仕方がないことかもしれません。そんな中でも自宅にいながら、お花見気分を味わえるMVをピックアップしてみます。

花咲ク街 / ゆず(2020年)

出典元:YouTube(yuzuofficial)

ゆずの約2年振りとなるニューアルバム『YUZUTOWN』に収録されている「花咲ク街」は、篠笛や琴による和テイストなサウンドと、春の訪れに心踊るメロディーとハーモニーが絶妙な楽曲です。桜そのものをテーマにしている楽曲ではありませんが、MV全体が桜色のトーンにまとめられ、この春にぴったりな心踊る映像となっています。日本の四季を彩る花々が一斉に咲き誇る映像は、自宅にいながら十分にお花見気分になれること間違いありません。

桜 / 河口恭吾(2003年)



出典元:YouTube(河口恭吾)

森山直太朗の「さくら(独唱)」と共に、桜ソングの金字塔と言える河口恭吾の「さくら」。MV前半に登場する桜並木は、まだ桜が芽吹く前で冬の空気すら感じさせるのですが、MV後半からは満開の桜の光景と温かみのある空気感の中で河口恭吾が「さくら」を歌うシーンが登場します。この曲は2003年4月にリリースされましたが、当初は大きな話題になっていませんでした。それがじわじわと曲の良さが広がり有線放送などでリクエストや問い合わせが増加、1年後の春に大ブレイクとなります。時間をかけてゆっくり浸透していった曲だったからこそ、MVに登場する桜のシーンも時間を丁寧にかけて作られたのでしょう。すでに1,000万回以上再生されている「桜」を改めて見てみてください。

サクラ色 / アンジェラ・アキ(2007年)

出典元:YouTube(アンジェラ・アキ)
スタジオセットながら、ピアノを弾くアンジェラ・アキの周りにたくさんの桜が配置され、オープニングからエンディングまで、桜の花びらが舞い続けるミュージックビデオは圧巻です。この曲はアンジェラ・アキが大学生活を過ごしたワシントンD.C.の記憶を回顧して描かれ、「ポトマック河畔の桜に託した楽曲」と彼女自身が紹介しています。そんな「サクラ色」は、誰もが心の中に持つ桜の心象風景の記憶にじんわりと響き「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」と共に、アンジェラ・アキの代表曲となっています。

桜色舞うころ/中島美嘉(2005年)

出典元:YouTube(中島美嘉 Official YouTube Channel)

「桜色舞うころ」はタイトルやゆるやかなメロディラインのイメージから、すっかり桜シングとして定着していますが、曲の内容としては四季折々の情景で構成されています。春の“桜色”から始まり、夏は“若葉色”、秋は“枯葉色”、冬は“雪化粧”という言葉で、季節の移ろいの中での恋人への気持ちを情緒豊かに歌っています。MVで四季の移ろいを表現するのは難しいのですが、ここではクレイアニメーション化することで、実際の世界では表現できない優しさや切なさを表現しています。

そして清木場俊介は「桜色舞うころ」をカバーしています。実写ドラマバージョンとして世界観を見事に表現しているので、こちらも是非チェックしてみてください。

出典元:YouTube(清木場俊介)

桜の花、舞い上がる道を / エレファントカシマシ(2008年)

出典元:YouTube(elekashiofficial)

撮影時期はきっと冬。 冬木立の桜の下でどうやって桜のイメージを出すか思案した結果、エレファントカシマシは無数の桜の花びらを舞い散らせました。このMVで印象的なのが、花びらが路面から舞い上がっていくシーン。これは編集でタイムラインを逆再送させることで、非日常的な光景を作り出しています。それにしても、これだけ桜の花びらを降らせると撮影後の掃除が大変そうです。

サクラミチ/ 東方神起(2015年)

出典元:YouTube(avex)

ユンホとチャンミンが電車の座席に向かい合って座るシーンから始まる「サクラミチ」のMV。桜舞う道を変わらぬ想いを胸に歩み続けようという、新たなる道を進む希望や不安を感じるこの時期ならではのミディアムバラード曲です。撮影時にユンホが本物と見間違えるほど精巧な桜は必見。チャンミンも「静かにこっそり目黒川を一人で散歩したい」と思ったのだとか。実際は本物の桜の樹に、造花の桜を丁寧に付けていったものだったそうです。


桜 /清水翔太(2010年)

出典元:YouTube(清水翔太OFFICIAL YouTube CHANNEL)

派手な演出ではないものの、ワンカメ&ワンカットで魅了するMVが清水翔太の「桜」です。清水翔太のアップから始まり、カメラが徐々に引いていくと樹木の幹のようなものが見えてきます。そしてカメラがさらに引いていくと全貌が少しずつ現れ、水墨画のような満開の桜が姿を現します。心穏やかなひとときを過ごせるMVです。

サクラ / Crystal Kay(2016年)

出典元:YouTube(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

こちらも本物の桜が登場するCrystal Kayの「さくら」。撮影場所は静岡県南伊豆町の加畑橋と九条橋間の青野川沿い、早咲き桜で有名な河津桜の中で、“はかない恋は、桜のように”という楽曲のテーマを高校の同級生同士の恋愛ドラマで描かれています。ちなみにこの場所の桜は、GReeeeNの「旅立ち」のミュージックビデオにも登場している人気スポットです。来年の早咲きシーズンに桜巡りしても良いかもしれません。

サクラエール / 足立佳奈(2018年)

出典元:YouTube(Sony Music)

シンガーソングライター足立佳奈が高校卒業を迎えた2018年にリリースした「サクラエール」。桜が満開になってしまうと、今まで一緒に過ごした仲間との別れがやってきてしまうという切ない気持を歌いながらも、大切な仲間とそれぞれ違う道を歩んでいこうという応援ソング。キラキラした中にも、すこし切なさも感じる小ぶりな桜が可愛らしいですね。

桜雨/ JUJU(2010年)

出典元:YouTube(JUJU Official YouTube Channel)

MVの冒頭。女優を目指して奮闘してきた主人公が「桜雨」という題目のドラマを撮影している描写が続きます。セットの桜を見つめる彼女に、かつて桜の季節に出会った恋人の記憶が蘇りドラマと過去の記憶が交錯していくストーリー。後半の夜桜もとても美しく、その桜の木の下で記憶の中の恋人が目の前に現れます。それにしても、桜っていろんな恋のきっかけや、記憶の中で重要な存在なんですね。いまや見ることも少なくなったガラケーに残された桜の写真にも涙してしまいます。


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