活動(小)休止を宣言した森山直太朗の節目曲と、共に聴きたい“夏の終わりと秋のはじまり”ソング

活動(小)休止を宣言した森山直太朗の節目曲と、共に聴きたい“夏の終わりと秋のはじまり”ソング
井関さやか
井関さやか

全国的に悪天候の日が続く今日この頃、気が付けば夏の太陽はすっかりどこかへ行ってしまいました。9月はまだ残暑でむわっと蒸し暑い日がしつこく続くのが例年のことですが、朝晩にふとひんやりとした強い風が吹いて、「秋かな」と気づかされる瞬間があると、なんだかセンチメンタルな気持ちになったりするものです。 夏の終わりか秋のはじめか、さる9月9日、森山直太朗が活動休止前(半年間程度の小休止と言われてますが)の節目となる1曲「生きる(って言い切る)」を発表しました。なんとも切ない季節に切ない曲を……、という感じもするのですが、覚悟を携えた力強さもまた感じられるのです。ただ単純に強気とか前向きとかではなく、全部受け止めた上での強さを。 そんなわけで、夏から秋に切り替わる季節にぴったりの、切なくてノスタルジックな“夏の終わりと秋のはじめ”ソングをピックアップしてみました。  「secret base~君がくれたもの~」Silent Siren  ZONEのカバー曲で、夏休みの終わりに転校してしまう親友に向けた歌。この曲を聴くと学生時代の夏休みにタイムスリップしたような懐かしい気分に。10年後、お互いに大きく成長した姿での再会を誓い合う……。まっすぐでピカピカな幼心にキュンとなる曲。       「夏の終わり」森山直太朗 晩夏の代表的ソングとも言える、ゆったりと優しく響く壮大なバラード。爽やかなのにどこか力強い、前奏のハミングが特徴的です。さらっと流して聴くと、遠くにいる恋人を想ったラブソングのように捉えられますが、後に本人が、「この曲は反戦歌である」と補足したのは有名なエピソード。     「金魚花火」大塚愛  夏の終わりと共に散った叶わぬ恋を、金魚花火の火に例えた失恋バラード。恋愛ソングの女王、大塚愛の作品の中でもそのせつなさはピカイチ。涼しくなる一歩手前のこの季節、ほろ苦い恋を思い出させてくれる1曲です。        「生きる(って言い切る)」と合わせて聴いてみてください。オススメは、この曲を最後にセットしておくことです。素敵な秋を。

井関さやか
井関さやか

関連アルバム

最新の記事

    share to facebook share to facebook share to facebook share

    Ctrl + C でコピー